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舞鶴歴史文化
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鶴引揚記念館は、JR東舞鶴駅から北へ車で15分程の場所にあります。

1945年、第二次世界大戦後、海外に残された約660万人の日本人のうち、過酷なシベリア抑留生活を強いられた軍人や一般人の帰国を13年間に渡り最後まで受け入れ続けた舞鶴市。
舞鶴引揚記念館では、引き揚げに関する資料をもとに、絶望的な状況におかれた人間の持つ生きる希望と生命力などをテーマに、感動溢れるドラマで語り継いでいます。
2015年に当館が収蔵する資料570点が、ユネスコ世界記憶遺産に登録されました。
 
体験者の回想記録画などをもとに収容所を再現した抑留生活体験室、狭く寝心地の悪そうなベッド、食事もままならない厳しいシベリアでの抑留生活。
 
マイナス30°Cを下回る厳しい環境下、強制労働で運ばされていた重い丸太を持ち上げる体感コーナーもあります。
 
抑留中に、紙がないため白樺の皮に書いた俳句には、日本に帰りたいという執念を垣間見ることができました。
 
丘陵地にある当館近くの展望台の眼下(平湾)に復元された、引揚に利用された桟橋。桟橋の手前には戦没者を悼む招霊の碑と鐘が設置されていて、平和の鐘を鳴らし思いをはせることができます。
戦争の悲惨さを痛感し、平和な日本で生きる喜びが込み上げてきました。
舞鶴市は、2018年に引き揚げ第一船の入港日10月7日を「舞鶴引き揚げの日」と定め、平和記念式典を挙行しています。