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宮津・与謝野歴史文化
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都府宮津市に「難波に都を創られた仁徳天皇」を祭る「麓(ふもと)神社」があります。

所在地は仁徳天皇の難波の都にちなんでか、難波野(「なんばの」と読む)という地名です。

5世紀中頃、皇位継承をめぐる争いの中で、当時、勢力のあった丹後にヤマトから二王子(後の顕宗天皇と仁賢天皇)が逃れてきて、丹後の豪族日下部氏の邸宅にかくまわれたとされます。里人は二人が常人でないことを知り、尊信したそうです。
二王子が難波野を去って初めて二人が皇子であったことを知り、里人は祠(ほこら)を創設し、二皇子および二皇子が祭っていた曽祖父・仁徳天皇を合わせて祭ったのだそうです。

当時の祠が現在の麓神社です。難波野の丘に小さな社があります。社前の左右2本の椋の木(むくのき)は巨木で樹齢一千年を優に超えていると思われます。

木々に囲まれた麓神社は、実に神秘的で、参拝すると古代にタイムスリップしたようでした。

麓神社の北西200mには「千体地蔵」と呼ばれる石仏群がみられます。
また、西方にはパワースポットで名高い真名井神社や元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)があります。