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綾部・亀岡歴史文化
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都縦貫道 綾部安国寺IC近くの山肌に優雅に立つ古刹(こさつ)、それが安国寺です。

室町幕府の初代将軍足利尊氏は、南北朝時代の戦没者の霊を慰めるために、全国各地に安国寺と利生塔(りしょうとう)を建立(こんりゅう)しました。
特に自分の出生地である、この丹波国の「光福寺」を1334年(康永3年)に「安国寺」と改称し、のちに全国安国寺の“筆頭”としました。

正面から階段をのぼって、門をくぐると、茅葺(かやぶき)の仏殿が姿を現します。この安国寺、元々、地蔵菩薩を本尊として平安時代に開創された寺が起源であり、本堂には鎌倉時代の特徴を有する釈迦三尊(さんぞん)挫像(国の重要文化財)もあり、その趣あるたたずまいは一見の価値ありです。まさに、お寺や仏像の好きな方におススメ!
足利家が綾部の安国寺を筆頭としたのは、もともと安国寺が尊氏の母 上杉清子の実家の氏寺であり、母を敬う尊氏の思いによるものとされています。安国寺の門前にあった別邸跡地には、尊氏が生誕した際に使用したと伝えられる産湯の井戸があります。

安国寺は、紅葉スポットとしても名高い場所です。
今回足を運んだのは初秋。若干色づき始めた紅葉が境内を彩っており、思わずシャッターをきってしまう、そんな風景に出会うことが出来ました。
美しい紅葉で四季を感じるもよし、南北朝時代から室町時代のロマンあふれる歴史を感じるもよし。

その趣ある場所に一度足を運んでみてください!